git for windows などがインストールしてある Windows のコマンドラインを叩いて、エディタが無いと言われた場合の git の設定変更のメモです。
エラーメッセージ
例えば、下記のようにリポジトリのあるディレクトリで、
コミットを整理しようとコマンドを叩いた際に、
c:\hoge\>git rebase -i HEAD~~~
/mingw64/libexec/git-core/git-rebase--interactive: line 267: vi: command not found
Could not execute editor
使用するエディタが見つからないと言われてしまった場合の設定方法についてです。
エディタの場所を調べる
調べ方は色々ありますが、インストールしていて使いたいエディタが分かっている場合、およそ次の方法で探しましょう。
- デスクトップにショートカットを作るか、既存のショートカットを右クリックしてプロパティを開いてリンク先のパスを調べる
- C:\Program Files\ か C:\Program Files (x86)\ の中を覗いてそれっぽいディレクトリを探す
例えばサクラエディタでは下記のパスとなっています。
C:\Program Files (x86)\sakura\sakura.exe
使用するエディタを変更
次に git の設定を変更するコマンドを叩いて、エディタの変更を行いましょう。
※ コマンドラインに --local
とつけているのは、現在のgitリポジトリ固有のローカル設定という意味になります。
(使用者が自分だけの場合は --global
にしてgit全体に適用した方が便利がいいかも?)
実行ファイルを直接指定する
例えば次の文字はエスケープしないといけない点に注意。
- \
- (
- )
- (半角スペース)
例えば、考慮してコマンドを書くとこんな感じになります。
c:\hoge\>git config --local core.editor "C:\\Program\ Files\ \(x86\)\\sakura\\sakura.exe"
環境変数を経由する
分かっている人向けのもっと便利なやり方です。
こちらは設定を間違った場合に他のアプリケーションやWindowsが起動しなくなったりする場合があるので要注意で。
- コンパネを開く
- システムとセキュリティ
- システム
- ウィンドウ左のサイドメニューから「システムの詳細設定」
- 下部の「環境変数」を開く
- ユーザー固有、あるいはシステム環境変数のPathを選択し、「編集」で開く
- 開いた「環境変数名の編集」画面で「新規」をクリックし、項目作成
- エディタのパスをコピペ
- 「OK」を押して行って更新
こうしておくと、コマンドプロンプトで「sakura」と打てばsakura.exeを実行してくれますし、gitの設定も「sakura」と書くだけで済みます。